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【医療ニュース】GPIFが大麻関連株に投資...投資に関わる医療系ニュースまとめ

 

TOSHIBA東京大学とゲノムデータを用いた予防医療の実現を目指す共同研究契約を締結

東芝:ニュースリリース (2021-02-16):東京大学とゲノムデータを用いた予防医療の実現を目指す共同研究契約を締結

 

GPIFが海外の大麻関連株に投資をしていることが分かった。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-18/QQ6LK8DWX2PT01

 

ウォルマートがに参入

ウォルマート、医療保険のメインストリームに挑む|DRG海外レポート | AnswersNews

 

Beyond Next Ventures株式会社がアークメディスンに追加出資

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000017460.html

 

 

 

米経済支援対策の現金支給によって株式市場に流入するお金が過去最高に達している

www.google.com

米下院で、追加の経済対策が施行されることが決定した。

アメリカの株式ファンドには月150億円の過去史上最高に高い額が流入しており、追加の現金支給で更なる資金が流入すると考えられている。

 

支給対象の低所得者層には若者が多く、そのような者が投資を行う場合、"ミール株"とよばれるネット上の情報をもとに取引される銘柄を買いがちであるそう。支給後は、支給された資金の一部がこういった銘柄に向かうことが予想される。

デジタル薬局、今後数年で年平均17%の成長予想

 米国のコンサルティング会社DRGによると、オンライン薬局市場の成長率が今後6〜7年で、平均17.3%の予想となるようです。薬局のデジタル化が進むと、投薬ミスの減少や、薬剤師の調剤に掛ける労力が減少することによる患者対応への時間の増加といったメリットが期待できます。

 コロナ禍を背景にデジタル薬局の利用者が増加し、2020年は年17%の増加となりました。患者の利便性が向上するため、新型コロナウイルス終息後も、市場は拡大すると考えられるようです。

https://answers.ten-navi.com/pharmanews/20600/

 

 日本では現在、調剤薬局の市場は縮小していくと予想されています。現在、調剤報酬の改定が度々行われています。これは、団塊の世代後期高齢者の年齢に達する2025年までに医療費を削減することが目的で、今後も改定がハイスピードで行われると考えられています。調剤報酬の改定によって、調剤に加算される調剤基本料は低下し、服薬指導などの対人サービスに加算される薬学管理料が増加します。政府は、薬剤師の労力を調剤ではなく、地域に密着したサービスに割いて欲しいと考えているわけです。そのため、調剤薬局の市場は縮小すると考えられています。

 これはあくまで私見ですが、このような背景を鑑みて、日本においてもデジタル薬局市場が拡大する見込みは十分にあるのではないでしょうか。デジタル薬局を導入すれば、調剤にかかる人件費の削減につながり、かつ薬剤師は対人サービスに労力を割ける様になります。コスト削減と同時に、薬剤師が対人サービスに労力をかけることができる様になるため、メリットが大きいように思いました。

Appleコロナ禍でも売上高・利益共に続伸。アメリカ内の全直営店が営業再開

Appleがコロナ下でも、オンライン営業に力を入れ、売上高、利益共に続伸。3月1日、アメリカの全直営店が営業を再開したと発表した。直営店での営業が制限されている中で、利益を増加させ続け、更に直営店での営業が再開となれば、利益の更なる躍進に期待ができると思いました。ティム・クックCEOは、直営店での営業ができていれば、更なる利益があったはずであるという旨の見解を示しているため、今後に更に期待です。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/64328?utm_source=ldr&utm_medium=feed&utm_campaign=link&utm_content=link

 20年10~12月のiPhoneの売上高は同17%増の655億9700万ドルで、こちらも過去最高を更新。アプリや音楽、動画配信などのサービス部門の売上高は同24%増の157億6100万ドルとなり、これも過去最高を更新した。 

 

コロナウイルス増殖抑制作用が示されたモルヌピラビルとは?機序をわかりやすく解説

www.afpbb.com

 ドイツの製薬会社大手のメルクは、アメリカのリッジバック・セラピューティクスと共同開発しているモルヌピラビルが、臨床治験において、新型コロナウイルス感染症患者の体内からウイルス量を減らす効果を持つことが示されたと発表しました。

 モルヌピラビルは、"合成ヌクレオシド誘導体N4-ヒドロキシシチジンのプラドラッグ"と表現されています。ヌクレオシドというのは、コロナウイルスの遺伝情報であるRNAを構成する要素のことです。シチジンはその1つで、他にアデノシン、グアノシン、ウリジンの4つがあります。プラドラッグとは、そのままの状態では薬効を持たないけれども、体内で代謝されることで薬効を持つようになる薬のことです。モルヌピラビルは、体内で異常なRNA構成要素に変換され、ウイルスのRNA合成を妨げることで、ウイルスの増殖を妨げる薬になります。

 現在、フェーズ2aが終了し、有効性が示されました。実用化までには、より多くの患者で行うフェーズ2b, 3をクリアする必要があります。

 

ミネルヴィニの成長株投資法についてのメモ

 ミネルヴィニの成長株投資法を読みました。前々から読んでいたけど、本当に良書で、改めてまた読んでまた感動できる程の内容でした。

 この本で紹介される内容は、大きく二つあります。1つ目が『並外れた上昇を見せる銘柄を見つける方法』です。これが、本書のメインのテーマとなっています。今まで様々な情報源から株式投資に関する知識を学んできましたが、この本を読んで、それらの知識が頭の中で整然と整理される感覚を覚えました。現代では、多くの情報源から知識を得る機会が多いですが、学んだ情報同士が矛盾していることも多いと感じていました。例えば、「株価が乱高下しにくい時価総額の大きい銘柄を買え」と言っている記事もあれば、「伸び代の大きい小型株を買え」と言っている記事もある、といった具合です。投資を始めたばかりの頃は、そのような情報に惑わされて、どのような銘柄を買ったら良いのか理解できず、悩んだ経験がありました。この本では、『人並外れたパフォーマンスを得るためにどのような株を買ったら良いか』という観点から話が進められます。そのため、"それなりに良い"成果を出すなら、この考え方でも間違っていないが、"人並外れた"成果を出すためには、このように考え、このような銘柄を買う必要があるのだ、ということを理解できました。様々な投資方法がありますが、驚異的なパフォーマンスを達成するために必要な投資方法を理解できるのが、この本の最大の特徴の一つです。

 そして、二つ目の内容が『トレードをする際のリスク管理』です。買うべき銘柄を見つけた後、どれ位の利益を求め、どれ位のリスクを許容するのか、という観点からトレードをする際に守るべきルールが紹介されます。今まで何となく、目標利益と損切りの水準を決め、トレードをすることも多かったのですが、非常に反省させられる内容でしたし、一流のトレーダーがどのように考えてトレードプランを立てているのか、とても勉強になる内容でした。本書では、この面については、60ページ程しか割かれていないため、この面について更に学びたい方は、別書の『株式トレード 基本と原則 マーク・ミネルヴィニ著(Pan Rolling株式会社)』を合わせて読むと良いでしょう。この本では、リスク管理についてより詳細に紹介されています。

驚異的な成長を見せる銘柄を見つける方法

 ミネルヴィニがこの本で紹介するトレード方法は、驚異的なパフォーマンスを達成することを目的とした手法です。そのために、彼はSEPAトレード法という彼オリジナルの手法を紹介しています。この手法は、将来大きなリターンを生み出す銘柄を最も低リスクで、かつ買った後すぐに株価が上昇するタイミングで買うことを目的としています。

 まず、ミネルヴィニは、急激な上昇を仕掛けている銘柄を特定するところから始めます。彼は、これらの銘柄をトレードテンプレートと呼ぶスクリーニング用のテンプレートを用いて選び出します。このテンプレートは、テクニカル上の指標で構成されており、これを満たした銘柄は、上昇トレンドの途中にあるとみなされます。「上昇トレンド」という言葉もよく見聞きする言葉ですが、明確に何を持って上昇トレンドとするのか、わからない人も多いのではないでしょうか。ミネルヴィニは明確な上昇トレンドの基準を持っています。これを用いてスクリーニングにかけ、銘柄を厳選します。

 

 そして、次に、トレードテンプレートを満たした銘柄を、ファンダメンタルズ、マーケットに関する要素全てを考慮して、買う価値があるか、また買うタイミングはいつかを考えます。本書において、ミネルヴィニが一貫して強調していたことは、機関投資家の買いが集まっているかどうかです。急激に株価が上昇する銘柄は、機関投資家の買い集めが行われます。急激に上昇しかけている株の中でも、機関投資家による買いが行われ、かつ売り上げ・利益を伸ばして、株価を上昇させていくことができるかどうかを検討する方法が紹介されます。

 

 

 

 

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 今日はここまで。後日更新して行こうと思います。USインベスティングチャンピオンシップでの優勝経験を持ち、年平均220%のリターンをあげ、総リターン3万3500%を達成したマーク・ミネルヴィニの投資手法を学べる1冊でした。

どんな人におすすめ?

 個人的には、驚異的なパフォーマンスを達成する方法を学ぶ方法はもちろんですが、株価が上昇する仕組み、について、ファンダメンタル面、マーケット面から理解を深められたことも良い学びになりました。例えば、市場が拡大するセクターに所属し、その中でのシェアが拡大しており、売上高・利益率が上昇し続けている銘柄は上昇する、などです。テクニカルで上昇トレンドの銘柄を見抜き、株価が伸びるかどうかを、ファンダメンタル、マーケット面から検討するという、総合的な考え方を知ることができる本でした。投資の手法が異なる方でも、株価が上昇する原理を理解する上で呼んでおいて損はないと思います。

 

 以上を踏まえて、これから株式トレードをするけど何から始めていいか分からないといった方や、経験は長いがテクニカルしか詳しく知らない(逆も同様)といった方まで広くオススメしたい本です。 

 

 

投資信託って何? アクティブファンドとインデックスファンドについて解説

 

投資信託とは

 投資信託とは、投資家から集めた資金を一つにまとめ、専門家が株式や債券などを対象として運用・管理する金融商品のことです。資金を出資した投資家は、専門家が運用した結果生じた運用成果を、利益もしくは損失として受け取ります。

 投資家が出資した資金は、専門家の運用成果によりプラスになることもあれば、マイナスになることもあることに注意が必要です。投資家が投資する対象の金融商品の価値が減れば、同様に出資した資金も目減りすることを理解しておきましょう。

 

投資信託の種類

 投資信託には、多くの種類がありますが、個人投資家が通常購入することになる投資信託は、「株式投資信託」と呼ばれる種類のものになります。これは、株式を対象に投資を行える投資信託のことです。ほとんどの投資信託はこちらに分類されていると考えて良いでしょう。

 株式投資信託は、その運用手法により、二つに分類することができます。

 

インデックス型(パッシブファンド)

まず1つ目が、東証株価指数日経平均株価など、特定の指数をベンチマークとして、なるべくそれに近い運用成果を目指すインデックス型です。パッシブファンドと呼ばれることもあります。ベンチマークに近い運用成果を出すために、ベンチマークとする株価指数に組み込まれている銘柄を、株価指数への影響度に比例した割合でファンドに組み入れることにより、ファンドの運用成果をベンチマーク株価指数へと近づける運用手法を取ります。

メリット

 指数を構成する多くの銘柄を対象とするため、ローリスクで投資をすることができます。個別銘柄へ投資を行う場合、リスク分散を行うためには、投資家個人で複数の銘柄を購入する必要がありますが、この商品にはすでに多くの銘柄が組み込まれているため、1商品でリスク分散をすることが可能になるわけです。

 また、後述するアクティブファンドと違って、運用成果が運用者の手腕に左右されにくいというメリットもあります。

デメリット

 ベンチマークの指数以上の成果を出すことができないため、ローリターンとなります。また、商品が少なく、商品によって成果に代わり映えがないこともデメリットとして捉えられるでしょう。

 

アクティブファンド

2つ目がベンチマークを超える運用成果を目指したアクティブファンドですベンチマークを超える運用成果を出すために、運用する担当者が、銘柄や比率を設定するため、商品により運用成果はまちまちとなります。

メリット

 市場に勢いがあり、ベンチマークの指数が上向きの時には、より高いリターンを狙うことができます。

 また、ベンチマークの指数が下落した際にも、運用者の手腕によっては、下落幅を抑えることが可能になります。

デメリット

 インデックスファンドよりも、運用者の手間が大きくなるため、コストが割高になります。

 また、より大きな利益を目指す手法であるため、インデックスファンドと比較してよりハイリスクな商品となります。

 

どちらが良いの?

 "どちらがいいのか"という議論が度々ありますが、この問いを"どちらがパフォーマンスが良いのか"と捉えた場合、一般的には、インデックス型の方がパフォーマンスが良い、と答えざるを得ないでしょう。

 アクティブファンドは、運営者の労力が大きいため、手数料がインデックス型よりも大きいことに加え、運用成績のばらつきもインデックス型に比べて大きいからです。アクティブファンドは、ベンチマークを超えることを目的とし、積極的な銘柄の入れ替えや比率の調整をしていますが、実際にはベンチマークを超える成績を出しているのは一部です。更に、長期的にベンチマークの成績を超え続けているアクティブファンドはより少数と言えます。

 もちろん、過去5年間に渡ってインデックス型を上回るパフォーマンスを出しているファンドも存在し、そのようなファンドを選んだ場合、インデックス型への投資よりも多くのリターン得られることも事実です。しかし、安定して利益を出し続けられるアクティブファンドを探し当てるには労力がいりますし、購入したファンドが大きなリターンを出し続けられるかは定かではありません。

 以上のことを鑑みて、一般的には、インデックス型の方がコストパフォーマンスが良いと言うことができるでしょう。また、投資初心者が投資信託への投資を行なう場合、インデックス型から始めるのが良いでしょう。